2026年7月19日
労務・人事ニュース
2025年歯科診療の最新統計で歯冠修復及び欠損補綴252.1点、処置183.0点、医学管理等129.9点となった結果
令和7(2025)年社会医療診療行為別統計の概況〔歯科診療〕(厚労省)
厚生労働省は、2025年8月審査分の歯科診療における診療行為の状況を公表しました。今回の結果では、1件当たり点数や1日当たり点数、診療行為別の構成割合に加え、一般医療と後期医療の比較、年齢階級別の状況などがまとめられ、歯科医療の提供実態を把握するための基礎資料となっています。
歯科の1件当たり点数は1,326.9点となり、前年より11.1点増加しました。増加率は0.8%となっています。1日当たり点数は863.1点で、前年より27.3点増加し、3.3%の伸びとなりました。一方で、1件当たり日数は1.54日となり、前年より0.04日短縮しています。
診療行為別の1日当たり点数をみると、「歯冠修復及び欠損補綴」が252.1点で構成割合29.2%となり、最も高い割合を占めました。次いで「処置」が183.0点で21.2%、「医学管理等」が129.9点で15.1%となっています。「初・再診」は101.7点、「検査」は69.3点、「画像診断」は38.2点、「在宅医療」は30.1点となり、それぞれ歯科診療における構成割合が示されました。
前年との比較では、「医学管理等」は1件当たり点数が7.8点増加し、4.1%の伸びとなりました。「在宅医療」は2.5点増加して5.8%上昇、「処置」は6.1点増えて2.2%上昇しています。一方、「歯冠修復及び欠損補綴」は5.6点減少し、1.4%の減少となりました。また、「初・再診」は5.2点減少し、「投薬」も0.8点減少しています。
一般医療と後期医療を比較すると、1件当たり点数は一般医療が1,289.3点、後期医療が1,465.2点となりました。前年と比べると一般医療は0.9%、後期医療は0.3%増加しています。1日当たり点数は一般医療が862.8点、後期医療が864.3点となり、それぞれ前年を上回る結果となりました。
年齢階級別では、1日当たり点数は15~39歳が904.9点で最も高くなりました。続いて75歳以上が863.1点、40~64歳が856.0点、0~14歳が847.0点となり、65~74歳は844.8点で最も低い水準となっています。年齢によって診療内容や点数に違いがあることが示されています。
診療行為別の構成割合では、後期医療は一般医療と比べて「在宅医療」や「歯冠修復及び欠損補綴」の割合が高くなりました。一方、「処置」や「初・再診」の割合は一般医療より低い結果となっています。年齢構成の違いなどが診療内容にも反映されていることが分かります。
1件当たり日数は、一般医療が1.49日、後期医療が1.70日となりました。後期医療では一般医療より受診日数が長くなっています。また、年齢階級別では0~14歳が1.19日、15~39歳が1.48日、40~64歳が1.56日、65~74歳が1.62日、75歳以上が1.69日となり、年齢が高くなるにつれて受診日数が長くなる傾向がみられました。
今回公表された2025年8月審査分の結果では、歯科診療の1件当たり点数と1日当たり点数はいずれも前年を上回りました。一方で、1件当たり日数は前年より短縮しています。診療行為ごとの構成割合や一般医療と後期医療の違い、年齢階級別の状況も示されており、歯科医療の現状を把握するための重要な資料となっています。
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