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2026年5月24日

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病院7,972施設へ減少した2026年2月、全国の病床1,445,238床から見える医療再編の最新動向とは

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医療施設動態調査(令和8(2026)年2月末概数)(厚労省)

2026年4月30日、医療施設の最新動向をまとめた2026年2月末時点の概数が公表され、全国の病院や診療所、歯科診療所の施設数と病床数の推移が明らかになりました。今回の集計では、病院の施設数が前月と比べて3施設減少し、病床数も961床減少しました。一方で、一般診療所の施設数は33施設増加したものの、病床数は214床減少しています。歯科診療所については施設数が33施設減少し、病床数に増減はありませんでした。全国の医療提供体制の変化が、施設数と病床数の双方から確認できる結果となっています。

2026年2月末時点で、全国の医療施設総数は178,810施設となりました。前月の178,813施設から3施設減少しています。病床総数は1,511,974床となり、前月の1,513,149床から1,175床減少しました。医療施設全体としては施設数、病床数ともに減少となり、月単位でも医療資源の再編が続いている状況が数字から読み取れます。

病院の施設数は7,972施設となり、前月の7,975施設から3施設減少しました。病床数は1,445,238床となり、前月の1,446,199床から961床減少しています。病院の内訳を見ると、精神科病院は1,054施設で前月から増減はありませんでした。一方で一般病院は6,918施設となり、前月比で3施設減少しています。療養病床を有する病院は3,262施設となり、前月から3施設減少しました。地域医療支援病院は710施設で前月と同水準を維持しています。

病床の種類別では、精神病床が310,795床となり、前月比で146床減少しました。感染症病床は1,952床で増減はありませんでした。結核病床は3,290床となり、前月から9床減少しています。療養病床は263,392床となり、332床減少しました。一般病床は865,809床となり、前月から474床減少しています。病床全体で減少傾向が続いており、医療機能の集約や病床再編の流れが継続していることが数字に表れています。

一般診療所の施設数は105,548施設となり、前月の105,515施設から33施設増加しました。病床数は66,672床となり、前月の66,886床から214床減少しています。有床診療所は5,080施設となり、前月比で13施設減少しました。療養病床を有する一般診療所は366施設となり、前月から2施設減少しています。一方で無床診療所は100,468施設となり、46施設増加しました。診療所全体では施設数が増える一方、病床を持たない形態への移行が続いている状況が見えてきます。

歯科診療所の施設数は65,290施設となり、前月の65,323施設から33施設減少しました。病床数は64床で前月と変わりありませんでした。歯科診療所については、施設数の減少が続く一方で病床数は維持される結果となっています。

開設者別に見ると、病院7,972施設のうち最も多かったのは医療法人による5,566施設となりました。病床数は817,384床となり、全国の病院病床の過半数を占めています。次いで市町村が578施設で113,736床、公益法人が178施設で42,953床、社会福祉法人が202施設で33,271床となっています。個人による病院は76施設で7,323床でした。

一般診療所105,548施設のうち、個人開設は38,073施設となり、病床数は8,116床でした。医療法人による一般診療所は48,511施設となり、病床数は53,356床となっています。個人と医療法人が診療所の大部分を占めており、地域医療の基盤を支えている状況が数字から確認できます。

歯科診療所65,290施設のうち、個人開設は47,045施設となりました。医療法人による歯科診療所は17,535施設となっており、歯科分野でも個人経営と法人経営が大きな比率を占めています。

都道府県別の病院施設数では、東京都が622施設で全国最多となりました。病床数は123,194床となっています。次いで大阪府が500施設で101,539床、北海道が516施設で86,181床、福岡県が440施設で79,355床となりました。神奈川県は330施設で72,197床、兵庫県は338施設で62,793床、愛知県は302施設で63,835床となっており、大都市圏を中心に大規模な医療提供体制が維持されています。

一般診療所の施設数では、東京都が15,471施設で全国最多となりました。次いで大阪府が9,087施設、神奈川県が7,306施設、愛知県が5,800施設、兵庫県が5,254施設となっています。人口規模の大きい地域で診療所の集積が進んでいることが確認できます。

歯科診療所の施設数でも東京都が10,519施設で最多となりました。大阪府は5,304施設、神奈川県は4,865施設、埼玉県は3,446施設、愛知県は3,605施設となっています。都市部における歯科医療需要の高さが数字に表れる結果となりました。

療養病床を有する病院では、東京都が221施設で最多となり、病床数は21,207床でした。大阪府は204施設で19,283床、北海道は205施設で17,408床、福岡県は190施設で16,072床となっています。高齢化の進展に対応した療養機能の集積が大都市圏と地方中核都市に分散している状況が見て取れます。

資料2ページの推移グラフでは、2024年から2026年2月まで病院病床数が緩やかな減少を続けていることが示されています。また、病院と一般診療所を合わせた療養病床総数についても、同じ期間で継続的な減少傾向が確認されました。月単位で見ると大きな変動ではありませんが、中長期では病床再編が着実に進んでいることが視覚的にも確認できる内容となっています。

2026年2月末時点の今回の集計では、病院7,972施設、一般診療所105,548施設、歯科診療所65,290施設という全国の医療提供体制の現状が明らかになりました。病院病床数1,445,238床、療養病床263,392床という数字は、今後の地域医療体制や医療人材確保、医療関連産業の採用戦略を考えるうえでも重要な基礎データとなりそうです。全国で進む施設再編と病床機能の見直しが、今後も継続していくことになりそうです。

⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ

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