2026年5月25日
労務・人事ニュース
2025年の国内旅行者数5億5,313万人へ拡大、1人あたり48,424円まで上昇した旅行需要の最新実態を分析
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旅行・観光消費動向調査 2025年年間値(確報)(観光庁)
観光庁は2026年4月30日、旅行・観光消費動向調査の2025年年間確報を公表し、日本人による国内旅行消費額が26兆7,845億円となったと発表しました。前年と比べて6.5%増加し、旅行需要の回復と旅行単価の上昇が重なったことで、国内旅行市場の拡大が続いている実態が明らかになりました。
今回公表された調査によりますと、日本人国内旅行消費額26兆7,845億円のうち、宿泊を伴う旅行による消費額は21兆7,211億円となり、前年と比べて6.8%増加しました。一方、日帰り旅行の消費額は5兆634億円で、前年から5.0%増となっていて、宿泊旅行と日帰り旅行のいずれも前年を上回る結果となっています。
国内旅行全体の消費額の推移を見ると、2020年には9兆9,741億円まで落ち込み、2021年も9兆1,783億円と厳しい状況が続いていました。その後は回復基調が鮮明となり、2022年は17兆1,609億円、2023年は21兆9,101億円、2024年は25兆1,536億円まで拡大し、2025年には26兆7,845億円へと成長しました。
2025年の日本人国内延べ旅行者数は5億5,313万人となり、前年と比べて2.4%増加しました。このうち宿泊旅行は2億9,997万人で前年比2.3%増、日帰り旅行は2億5,316万人で前年比2.6%増となり、宿泊需要と日帰り需要の双方で利用者数の増加が確認されています。
旅行者1人あたり1回の旅行支出についても上昇が続いています。2025年の国内旅行全体の旅行単価は48,424円となり、前年から3.9%増加しました。宿泊旅行では72,412円となって前年比4.4%増、日帰り旅行では20,000円となり、前年から2.4%増となっています。交通費や宿泊費、飲食費、買い物代、娯楽関連の支出などが含まれる旅行単価でも上昇傾向が続いています。
長期推移を見ると、2016年の国内旅行単価は32,687円でしたが、その後は段階的に上昇し、2023年には44,034円、2024年には46,585円、そして2025年には48,424円まで拡大しました。旅行回数の回復だけでなく、1回あたりの消費額も高まっていることが数字から読み取れます。
あわせて公表された参考資料では、日本国内全体の旅行消費額も示されました。日本人の国内旅行に加え、日本人の海外旅行に伴う国内分の消費額、さらに訪日外国人旅行者による消費額を合計した2025年の旅行消費額は37兆6,000億円となり、2024年の34兆3,000億円からさらに拡大しました。
このうち、日本人の国内宿泊旅行による消費額は21兆7,000億円で全体の57.7%を占めました。日帰り旅行は5兆1,000億円で13.5%、日本人の海外旅行に伴う国内分は1兆4,000億円で3.7%、訪日外国人旅行による消費額は9兆5,000億円で25.1%となり、国内観光市場の中で宿泊旅行が引き続き中心的な役割を担っていることが示されています。
2019年の国内旅行消費額は21兆9,312億円でしたが、2025年はそれを大きく上回る26兆7,845億円となりました。延べ旅行者数の増加に加え、旅行単価の上昇も市場拡大を支える要因となっていて、国内観光関連産業にとっては需要の底堅さを示す重要な指標となっています。
2025年の旅行市場は、利用者数の回復だけでなく、1人あたりの支出額も過去数年で高い水準となりました。宿泊施設、交通、飲食、小売、観光サービスなど幅広い分野で需要の拡大が続くなか、観光関連産業では人材確保や事業拡大に向けた動きがさらに活発になる可能性もあり、今後の市場動向に注目が集まっています。
⇒ 詳しくは観光庁のWEBサイトへ


