2026年6月9日
労務・人事ニュース
2026年3月のパート時給は1,437円で前年比4.3%増、4年間で195円上昇し過去最高水準に接近
毎月勤労統計調査 2026(令和8)年3月分結果確報 時間当たり給与(パートタイム労働者)(厚労省)
厚生労働省が公表した2026年3月分の毎月勤労統計調査確報によると、パートタイム労働者の時間当たり給与は1,437円となり、前年同月比で4.3%増加しました。2025年3月の1,378円から59円上昇しており、賃金改善の動きが続いています。
時間当たり給与は、所定内給与を所定内労働時間で除して算出されており、パートタイム労働者の賃金水準を示す重要な指標として注目されています。2026年3月の4.3%増は、2025年年間平均の3.8%増を上回る伸び率となりました。
時系列でみると、パートタイム労働者の時間当たり給与は2022年が1,242円で前年比1.6%増、2023年は1,279円で3.0%増、2024年には1,343円で4.3%増となっています。2025年は年間平均で1,394円となり、前年比3.8%増でした。4年連続で上昇が続いており、賃上げの流れが継続している状況です。
2025年の月別推移では、2月が1,385円で前年比4.6%増、3月は1,378円で4.0%増、4月は1,369円で4.1%増となりました。5月は1,384円、6月は1,385円と推移し、夏場以降も高い水準を維持しています。
2025年8月には1,411円となり、初めて1,400円台に到達しました。その後も10月は1,401円、11月は1,424円、12月は1,426円と上昇が続き、年末にかけて高水準を維持しました。2026年1月には1,446円まで上昇し、過去最高水準となっています。
2026年2月は1,443円で前年比4.2%増となり、3月は1,437円で4.3%増でした。前月比ではやや低下したものの、前年同月との比較では高い伸び率を保っています。2024年以降、4%前後の上昇率が継続しており、パートタイム労働者の賃金改善が鮮明になっています。
今回の統計では、パートタイム労働者の時給上昇が長期的に続いていることが確認されました。2022年の1,242円から2026年3月の1,437円まで、4年間で195円上昇しています。上昇率でみると約15.7%の増加となり、近年の人手不足や賃上げの動きを反映した結果となりました。
特に2024年以降は前年比4%台の上昇が目立っています。2024年は年間で4.3%増、2025年2月は4.6%増、2026年3月も4.3%増となるなど、高い伸び率が続いています。パートタイム労働者の待遇改善が、雇用市場全体に影響を与えている状況がうかがえます。
一方で、月ごとの変動もみられます。2025年4月は1,369円まで低下したものの、その後は再び上昇基調へ戻りました。2026年1月の1,446円をピークに、2月は1,443円、3月は1,437円と推移しており、高水準を維持しています。
厚生労働省の毎月勤労統計調査は、賃金や労働時間、雇用の動向を把握する基礎資料として活用されています。今回の結果では、パートタイム労働者の時間当たり給与が継続的に上昇していることが示され、労働市場における賃金改善の流れが改めて確認されました。
⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ


