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2026年6月9日

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2025年度毎月勤労統計、入職率1.99%・離職率1.90%で労働移動が安定傾向に

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毎月勤労統計調査 2025(令和7)年度分結果確報 労働異動率(厚労省)

厚生労働省が公表した「毎月勤労統計調査 2025年度分結果確報」によりますと、事業所規模5人以上における2025年度の入職率は1.99%となり、前年度から0.03ポイント低下しました。離職率は1.90%で、前年度差はマイナス0.02ポイントとなっています。採用と離職の双方が前年をやや下回り、労働移動は落ち着いた状況となりました。

2018年度の入職率は2.14%、離職率は2.04%でした。2019年度は入職率が2.13%で0.01ポイント低下した一方、離職率は2.04%で横ばいとなっています。当時は雇用情勢が比較的安定していたこともあり、大きな変動はみられませんでした。

2020年度には入職率が1.95%となり、前年度から0.18ポイント低下しました。離職率も1.97%で0.07ポイント低下しています。新型感染症拡大の影響などを背景に、企業側・労働者側ともに移動を控える傾向が強まったことが数字にも表れました。

2021年度は入職率が1.95%で前年と同水準となり、離職率は1.94%で0.03ポイント低下しました。その後、2022年度には入職率が2.09%へ上昇し、前年度差は0.14ポイントとなっています。離職率も1.99%で0.05ポイント上昇しました。経済活動の回復に伴い、採用や転職の動きが活発化した状況がうかがえます。

2023年度は入職率が2.13%となり、0.04ポイント上昇しました。離職率も2.00%で0.01ポイント上昇しています。人手不足への対応を背景に、採用活動が活発化した時期となりました。

一方、2024年度には入職率が2.02%となり、0.11ポイント低下しました。離職率も1.92%で0.08ポイント低下しています。2025年度も同様に低下傾向が続き、入職率は1.99%、離職率は1.90%となりました。採用市場の過熱感がやや落ち着き、労働移動が安定方向へ向かった状況です。

四半期ごとの動向をみますと、2025年4月から6月の入職率は3.11%となり、年度内で最も高い水準となりました。前年度差はマイナス0.06ポイントでしたが、新年度に伴う採用活動の集中が数字に表れています。離職率も2.53%で、前年度から0.06ポイント低下しました。

2025年7月から9月の入職率は1.65%で、前年度差はマイナス0.03ポイントでした。離職率は1.69%で0.02ポイント低下しています。春先に比べて採用・離職ともに落ち着いた推移となりました。

2025年10月から12月の入職率は1.65%で、前年度差はマイナス0.04ポイントでした。離職率は1.51%となり、前年度から0.05ポイント低下しています。年度後半にかけて離職率が低下し、雇用の安定傾向が強まる結果となりました。

2026年1月から3月では入職率が1.55%となり、前年度差は0.01ポイント上昇しました。一方、離職率は1.87%で0.04ポイント上昇しています。年度末特有の人事異動や転職の動きが影響した可能性があります。

今回の確報では、2022年度から2023年度にかけて高まっていた労働移動が、2024年度以降はやや落ち着いていることが明らかになりました。入職率、離職率ともに2%前後で推移しており、急激な変動はみられていません。

企業側では人材確保を進める一方、離職抑制や定着率向上への取り組みも重視されているとみられます。労働市場では、賃金だけでなく働きやすさや職場環境を重視する傾向も強まっており、今後の採用競争では人材の定着戦略がより重要になりそうです。

⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ

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