2026年5月29日
補助金・助成金, 労務・人事ニュース
草津市が創業支援に最大500,000円補助 申請は2026年6月12日まで
草津市創業支援補助金(令和8年度)
滋賀県草津市は、市内で新たな事業に挑戦する創業予定者や事業承継後の新展開を目指す事業者を後押しするため、「草津市創業支援補助金(令和8年度)」の募集を開始しました。地域特性を生かした多様な働き方の実現と産業振興を目的とした制度であり、創業時に必要となる設備投資や販路開拓にかかる経費の一部を補助することで、地域経済の活性化と新たな雇用の創出を目指しています。さらに今回の制度では、単なる資金支援にとどまらず、支援機関による継続的な伴走支援を受けながら事業を進めることが条件となっており、創業初期の経営安定化を重視した支援策として注目されています。
申請受付期間は2026年5月7日から2026年6月12日16時45分までとなっており、期限までの必着が求められます。提出方法は郵送または持参のいずれかで、所定の申請書類を整えたうえで提出する必要があります。申請を検討している方は、締切直前ではなく余裕を持った準備が重要です。
補助対象となるのは、草津市内で事業所を有している、または今後市内で事業所を開設予定の方です。申請時点で草津市内に居住し住民登録を有していることが基本条件ですが、市内で法人登記を行う場合や特定の上乗せ枠に該当する場合はこの限りではありません。また、申請時点から補助事業実施期間中まで継続して支援機関による支援を受けることが必須条件となっています。創業前後の孤立を防ぎ、専門家の助言を受けながら事業計画をブラッシュアップしていく仕組みが組み込まれている点は、創業経験の少ない事業者にとって大きな安心材料になるでしょう。
さらに、前年度中に事業を開始していないことも条件となっており、本格的な創業準備段階にある方が主な対象です。対象となる創業区分は、新規創業の個人、新規創業の法人、個人事業から法人化する法人成り、既存事業を基盤とした第二創業、そして事業承継の5区分です。創業だけでなく、経営資源を引き継ぎながら新たな成長を目指す事業承継まで対象に含まれていることから、多様な経営スタイルに対応した制度といえます。
補助金の基本上限額は500,000円で、補助率は補助対象経費の3分の2です。例えば750,000円の設備投資や販路開拓費用が発生した場合、最大500,000円まで補助を受けることが可能になります。創業初期は資金調達が大きな課題となることが多いため、この補助率の高さは大きな魅力です。
さらに、一定の条件を満たす場合には上乗せ支援も用意されています。学生創業枠、UターンまたはIターン者枠、ゼロカーボン推進枠、DX推進枠のいずれかに該当する場合、1項目につき250,000円が加算されます。複数の上乗せ区分に該当すれば、その分補助上限額が拡大する可能性があり、最大で1,000,000円を超える支援を受けられるケースも想定されます。環境対応型ビジネスやデジタル活用型ビジネスを検討している創業者にとっては、非常に追い風となる制度設計です。
補助対象経費には、謝金、設備費、店舗等借入費、販路開拓費、委託費、広告費が含まれています。例えば、新店舗の内装設備、試作品開発に伴う外部専門家への謝金、マーケティング調査、ECサイト制作、チラシ制作、広告出稿費など、創業初期に必要となる実務的な費用が広く対象となっています。単なる設備導入だけではなく、市場開拓まで視野に入れた包括的な支援内容となっている点は大きな特徴です。
補助金の審査は書類審査だけではなく、2026年6月19日にプレゼンテーション形式で実施されます。審査では、創業計画の実現性や地域経済への波及効果、市場性、継続性などが総合的に評価されるとみられます。原則として支援機関の担当者も同席するため、事業計画の完成度だけでなく、伴走支援体制そのものも重要な評価ポイントになるでしょう。審査結果の通知は7月上旬から中旬を予定しています。
申請にあたっては、草津市と大津市が認定を受けた創業支援等事業計画に基づく認定連携創業支援等事業者の支援を受ける予定であることが条件です。申請者自身が支援機関と事前調整を行い、補助金申請予定であることを伝えたうえで支援体制を整える必要があります。このプロセスにより、創業後の孤立を防ぎ、経営相談や販路開拓、資金計画まで一貫した支援が期待できます。
近年、地方都市における創業支援は単なる資金提供から、伴走型支援へと進化しています。草津市の今回の補助制度も、創業希望者に対して資金面と経営面の両面から支える制度として設計されており、地域密着型ビジネスやデジタル事業、環境配慮型事業を検討している方にとって有力な選択肢となりそうです。創業を具体的に検討している方は、申請期限である2026年6月12日までに必要な準備を進め、支援機関との連携を早めに進めることが重要です。
補助金や助成金は年度ごとに募集内容が見直される場合があります。申請を検討している方は、最新の情報や受付状況について、募集のウェブページや実施機関に確認することを推奨いたします。また、募集が終了している場合もあるため実施機関にご確認ください。
⇒ 詳しくは草津市のWEBサイトへ


