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2026年6月11日

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2026年2月から4回開催した検討会で議論、小規模事業者の稼ぐ力向上策を公表

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「小規模事業者の『稼ぐ力』の強化に向けた諸課題に関する検討会」の中間とりまとめを公表します(経産省)

経済産業省は2026年5月22日、「小規模事業者の『稼ぐ力』の強化に向けた諸課題に関する検討会」の中間とりまとめを公表しました。中小企業庁では2026年2月から検討会を開催し、小規模事業者を取り巻く現状や課題、今後必要となる政策の方向性について議論を進めてきました。

今回の中間とりまとめは、2025年3月に閣議決定された「小規模企業振興基本計画(第III期)」を踏まえて整理されたものです。全国に約285万社ある小規模事業者において、賃上げの好循環を実現するためには、経営力を高め、収益力を強化する必要があるとしています。

小規模事業者は、地域経済や生活インフラを支える重要な存在となっています。一方で、人手不足や物価上昇、後継者問題など経営環境は厳しさを増しており、持続的な成長へ向けた支援体制の強化が課題となっていました。

こうした状況を受け、中小企業庁は2026年2月から計4回にわたり検討会を開催しました。小規模事業者の経営実態や今後の方向性を踏まえながら、既存施策の見直しや支援制度の強化について議論を進め、その成果を今回の中間とりまとめとして公表しています。

中間とりまとめでは、小規模事業者への伴走支援を担ってきた経営発達支援事業について、今後さらにきめ細かな支援体制へ再構築していく方針が示されました。

これまでの「地域を支え持続的発展及び賃上げを目指す事業者への支援」に加え、新たに「成長志向の事業者の創出メカニズム」や、「エッセンシャル・サービスを担う事業者への支援」などを検討し、施策体系を見直していくとしています。

特に、地域の生活を支える小売店やサービス業など、地域密着型の小規模事業者については、人口減少や高齢化が進む中でも安定した事業継続が求められています。そのため、単なる経営改善だけでなく、地域機能維持の観点からも支援強化が必要とされています。

また、成長志向を持つ小規模事業者に対しては、経営管理能力の高度化や新たな事業展開への支援を強化する方針です。販路拡大や収益力向上につながる取組を後押しし、賃上げにつながる環境整備を進める考えです。

さらに、小規模事業者を支える商工会や商工会議所の支援機能強化も重要な柱として盛り込まれました。地域を越えた広域連携や支援機関同士の連携促進に加え、優良事例の発信や支援実績の評価制度充実などを進める方針です。

経営指導員など支援人材の能力向上も課題として挙げられています。研修内容の充実や業務効率化に加え、専門家によるサポート体制強化も検討されており、支援の質向上を図る考えです。

加えて、AIを活用したノウハウ共有の仕組みについても検証を進めるとしています。デジタル技術を活用することで、支援機関が持つ知見や成功事例を共有しやすくし、地域差の少ない支援体制づくりにつなげたい考えです。

今回の中間とりまとめでは、「成長志向の小規模事業者を創出するメカニズムの構築」、「持続的発展及び賃上げを目指す事業者への支援強化」、「商工会・商工会議所による支援機能強化」、「制度的位置づけの明確化と支援効果の把握」という4つの方向性が整理されています。

中小企業庁は、今後この中間とりまとめを踏まえ、必要な制度改正や具体的施策の検討を進める方針です。地域経済を支える小規模事業者の収益力向上と持続的成長に向け、支援体制の再構築が本格化する見通しです。

⇒ 詳しくは経済産業省のWEBサイトへ

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