2026年7月29日
労務・人事ニュース
2026年7月に日・シンガポール協力覚書を更新、今後3年間の企業連携で採用担当者が注目すべき国際人材需要
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シンガポール企業庁(Enterprise Singapore)との協力覚書を更新 ―日・シンガポール外交関係樹立60周年とJETROシンガポール事務所設立70周年の節目に連携を深化―(JETRO)
2026年7月3日、日本とシンガポールの企業支援に関わる公的機関が、協力覚書を更新したことが発表されました。更新は2026年7月2日に行われ、シンガポールで開かれたビジネスフォーラムに合わせて実施されました。
今回の協力覚書は、日本とシンガポールの外交関係樹立60周年、日本側のシンガポール拠点設立70周年という節目の年に交わされたものです。長年にわたる経済交流の積み重ねを踏まえ、今後の連携をさらに深める狙いがあります。
両機関は今回の覚書に基づき、今後3年間にわたり協力関係を継続します。日本とシンガポールの経済成長を後押しし、両国企業の国際展開を支援するため、協力分野を広げていく方針です。
これまでの連携に加え、デジタルやテクノロジー分野での協力を強化します。企業活動の高度化や新しいサービスの創出が進むなか、技術を活用した国際展開を支える枠組みが重要になっています。
また、グリーントランジションやエネルギー分野での連携も深める予定です。環境負荷の低減や持続可能な成長に向けた取り組みは、国境を越えた企業協業の大きなテーマになっています。
新たな重点協力分野として、ライフサイエンスとヘルスケアも加わりました。高齢化や医療需要の変化、健康関連技術への関心が高まるなか、両国企業の連携余地が広がる分野といえます。
支援対象も拡大されます。従来のスタートアップに加え、高成長を目指す中小企業、技術力やイノベーション力を持つ大企業まで対象に含めることで、幅広い企業層の協業を促します。
これにより、成長段階の異なる企業同士がつながる機会が増える可能性があります。新しい技術を持つ企業、事業展開の経験を持つ企業、海外市場に挑戦する企業が連携しやすい環境づくりが進みます。
協力の具体的な方法としては、ビジネスマッチングが重視されます。両国の企業が相手国の市場や事業パートナーを見つけやすくなれば、新たな商談や共同事業のきっかけが生まれます。
さらに、イノベーションを支えるエコシステム同士の連携も進められます。企業、支援機関、専門家、投資関係者などがつながることで、技術や事業アイデアを実際の市場につなげる流れが強まります。
知見共有も協力の柱になります。市場環境、規制、事業展開の進め方、現地ニーズなどに関する情報を共有することで、企業は海外展開に伴う不確実性を抑えやすくなります。
日本企業にとって、シンガポールはアジアで事業を広げる際の重要な拠点の1つです。今回の覚書更新により、企業が現地のネットワークにアクセスしやすくなることが期待されます。
一方、シンガポール企業にとっても、日本の技術、産業基盤、消費市場との接点を広げる機会になります。両国企業の強みを組み合わせることで、新しい製品やサービスの開発につながる可能性があります。
今回の更新は、単なる友好関係の確認にとどまりません。重点分野、支援対象、協業手法を明確にし、今後3年間の実務的な連携を進めるための基盤を整えるものです。
特に、デジタル、グリーン、エネルギー、ライフサイエンス、ヘルスケアといった分野は、企業の成長戦略や人材確保にも関わる領域です。国際展開を目指す企業にとって、専門人材や現地理解の重要性が高まります。
企業間協業が進めば、研究開発、事業開発、海外営業、マーケティング、規制対応など、複数の業務領域で新たな役割が生まれることも考えられます。
2026年の節目に更新された協力覚書は、日本とシンガポールの経済連携を次の段階へ進める取り組みです。企業の国際展開を支える枠組みとして、今後の具体的な成果が注目されます。
両国の連携が深まることで、スタートアップから大企業まで、規模や成長段階を問わず協業の可能性が広がります。アジアの成長を取り込む企業戦略の一環としても、今回の更新は重要な意味を持ちます。
⇒ 詳しくは独立行政法人日本貿易振興機構のWEBサイトへ


