2026年7月17日
労務・人事ニュース
2026年4月毎月勤労統計確報 現金給与総額の季節調整済指数は111.4で前月比0.6%上昇
毎月勤労統計調査 2026(令和8)年4月分結果確報 季節調整済指数(厚労省)
2026年4月分の毎月勤労統計調査確報が公表され、事業所規模5人以上を対象とした季節調整済指数の最新結果が明らかになりました。今回の結果では、現金給与総額やきまって支給する給与、総実労働時間、所定外労働時間などが前月から上昇した一方で、常用雇用指数はわずかに低下する結果となりました。季節要因を取り除いた数値で前月との変化を確認できるため、労働市場の動向を把握するための重要な資料となっています。
2026年4月の現金給与総額の季節調整済指数は111.4となり、前月比0.6%上昇しました。前月3月は110.7だったことから、1か月で0.7ポイント上昇したことになります。2026年は1月が109.3、2月が111.2、3月が110.7、4月が111.4となっており、月ごとの変動はあるものの、高い水準で推移しています。
きまって支給する給与の季節調整済指数は2026年4月に110.3となり、前月比0.8%上昇しました。3月の109.4から0.9ポイント上昇しており、2026年に入ってからは1月109.0、2月109.1、3月109.4、4月110.3と4か月連続で109を上回る水準となっています。
総実労働時間の季節調整済指数は98.9となり、前月比1.2%上昇しました。3月は97.7、2月は98.1、1月は99.4となっており、4月は3月から回復する動きがみられました。一方で、2025年4月の99.0と比較すると、ほぼ同程度の水準となっています。
所定外労働時間の季節調整済指数は104.6となり、前月比1.3%上昇しました。3月は103.3、2月は103.6、1月は104.2で推移しており、4月は3月から1.3ポイント上昇しています。2025年4月の103.7と比較しても上回る水準となり、所定外労働時間の指数は回復する結果となりました。
製造業の所定外労働時間指数は115.3となり、前月比0.5%上昇しました。2026年3月は114.7、2月と1月はいずれも113.3となっており、4月は2026年に入って最も高い指数となっています。製造業では年初から所定外労働時間指数が高い水準で推移していることが確認できます。
常用雇用指数は2026年4月に106.7となり、前月比0.1%低下しました。3月と2月はいずれも106.8、1月は106.5となっており、大きな変動はないものの、4月はわずかに前月を下回る結果となりました。2025年4月は105.7だったことから、指数自体は前年と比べて高い水準を維持しています。
2025年から2026年にかけての推移をみると、現金給与総額は2025年12月の110.1から2026年4月には111.4へ上昇しました。きまって支給する給与も108.2から110.3へ上昇し、所定外労働時間指数も102.2から104.6へ改善しています。一方で、常用雇用指数は106台で安定した推移が続いており、大幅な変動は確認されませんでした。
今回公表された季節調整済指数では、2026年4月は給与関連指数と労働時間指数が前月を上回る結果となりました。総実労働時間は前月比1.2%増、所定外労働時間は1.3%増、現金給与総額は0.6%増、きまって支給する給与は0.8%増となる一方、常用雇用指数は0.1%低下しました。季節変動を除いた指標からは、4月に給与や労働時間が持ち直す動きが示されています。
⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ


