2026年9月1日
労務・人事ニュース
2026年7月四国の求人動向、人手不足を背景に採用関連需要が継続し企業の人材確保が課題に
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最終更新: 2026年9月11日 08:06
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景気ウォッチャー調査(令和8年7月調査)― 四国(先行き)―(内閣府)
2026年7月調査の四国地域の景気動向では、秋の行楽シーズンや観光需要の回復、イベント開催による人の移動増加などを背景に、一部の消費関連分野で改善への期待が高まっています。一方で、物価上昇や原材料価格の高止まり、人手不足などが企業活動の課題となっています。
小売分野では、秋に向けた観光客の増加が期待されています。観光関連の調査で地域の評価が高まったこともあり、県外からの旅行者による消費拡大が見込まれています。飲食店や土産物店では観光需要による売上維持が期待されています。
百貨店では、店舗内のショップリニューアルによる売上増加が見込まれています。コンビニでも現在の売上は好調に推移しており、今後も安定した動きが続くとみられています。お盆や帰省時期には来客数の増加も期待されています。
一方で、地元客を中心とする小売業では慎重な消費行動が続いています。物価上昇による生活防衛意識が強まり、必要性の低い商品の購入を控える傾向がみられています。商品価格の上昇や仕入れコストの増加が店舗経営への負担となっています。
飲食分野では、暑さが続くことで外食需要が見込まれる一方、秋口の来客数については大きな伸びを期待しにくいとの見方もあります。イベントや観光客の動きが売上を左右する状況となっています。
観光関連では、秋の行楽シーズンに向けた需要回復が期待されています。タクシー業界では秋の遍路需要による利用増加が見込まれており、観光客の移動を支えるサービス分野でも需要が高まる可能性があります。
製造業では、繊維工業でネット注文の増加が確認されており、天候に左右されにくい購入方法への需要が高まっています。電気機械器具製造業では、新たな事業分野への関心が高まるなど、将来に向けた取り組みも進んでいます。
一方で、食料品製造業では原材料や資材、包装材料の価格上昇が続いており、すべてを販売価格へ転嫁することが難しい状況です。企業では利益を確保するため、価格調整やコスト削減への対応が求められています。
建設業では、資材価格の高止まりや金利上昇の影響により、住宅市場や工事需要に慎重な見方が出ています。公共事業や民間工事についても先行きを不安視する声があり、関連業種への影響が懸念されています。
雇用関連では、人手不足を背景に採用関連の需要が続いています。広告分野では、人材採用に関する仕事が増えている一方で、原材料価格の上昇による企業負担から販売促進への投資を抑える動きも確認されています。
人材派遣分野では、8月に季節商材やレジャー関連の需要が増えることから、短期的な人材需要が期待されています。企業では繁忙期に対応するための人員確保が必要となっており、採用活動や派遣活用の重要性が高まっています。
企業の採用担当者にとっては、求人を出すだけではなく、求職者が重視する条件や働き方を明確に伝えることが重要になっています。人手不足が続く中では、仕事内容や職場環境、安定した雇用機会を分かりやすく示すことが人材確保につながります。
一方で、物価高や金利上昇の影響により、企業が新たな採用や事業拡大に慎重になる動きもあります。業種によって採用需要には差があり、人材を必要とする分野と採用を抑える分野が分かれています。
四国地域では、観光や一部サービス分野で回復への期待が高まる一方、製造業や建設業ではコスト上昇への対応が続いています。今後の企業活動では、景気変化を見極めながら、必要な人材を確保するための柔軟な採用戦略が重要になります。
⇒ 詳しくは内閣府のWEBサイトへ


