2026年9月3日
労務・人事ニュース
2026年8月、被災地の会話支援に無料アプリ3種類 外国語・聴覚障害に対応
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被災地におけるコミュニケーション支援用スマートフォンアプリのご案内(「外国語」でお困りの皆さま、「聴覚障害」をお持ちの皆さま、「聴覚障害」をお持ちの方の周囲の皆さまへ)(総務省)
2026年8月21日、被災地で外国語による会話に困っている人や、聴覚障害のある人、その周囲の人を対象に、スマートフォンやタブレットで利用できる3種類のコミュニケーション支援アプリが案内されました。いずれも無料で利用できます。
災害時には、避難所や生活支援の現場などで必要な情報を相手へ正確に伝えることが重要になります。一方、外国語での会話が難しい場合や、音声による意思疎通が困難な場合には、日常とは異なるコミュニケーション上の課題が生じることがあります。
今回案内されたのは、外国人との会話を支援する多言語音声翻訳アプリと、聴覚障害のある人本人が利用できる支援アプリ、聴覚障害のある人と会話する周囲の人向けの支援アプリの計3種類です。それぞれ用途や利用条件が異なります。
外国語によるコミュニケーションを支援する「VoiceTra」は、スマートフォンで利用できる多言語音声翻訳アプリです。被災地にいる外国人との意思疎通に利用でき、手持ちのスマートフォンへダウンロードすることで無料で使えます。
「VoiceTra」を利用する際にはインターネット環境が必要です。そのため、被災地で実際に使用する場合には、スマートフォンが通信できる状態にあるかどうかが利用条件となります。利用を希望する人は事前に端末へのダウンロードが必要となっています。
聴覚障害のある人向けには「こえとら」が案内されました。スマートフォンを使い、話した言葉をそのまま文字として表示できるほか、画面を使った筆談にも対応しており、音声による会話が難しい場面での意思疎通を支援します。
「こえとら」は、聴覚障害のある人が街中などで聴覚に障害のない人と会話するときにも利用できるアプリです。音声を文字に変換する方法と筆談を組み合わせることで、その場の状況に応じたコミュニケーションが可能となります。
災害時の利用で特徴となるのが、事前にアプリをインストールしておけば、インターネット環境がない場所でも利用できる点です。通信環境が確保できない状況でも使えるため、平時のうちにスマートフォンへ準備しておくことが利用につながります。
聴覚障害のある人の周囲でコミュニケーションを取る人向けには「SpeechCanvas」が用意されています。スマートフォンまたはタブレットを使用し、話した内容を文字として表示できるほか、筆談によるやり取りにも対応しています。
「SpeechCanvas」は、聴覚障害のある人本人だけを対象としたものではなく、その人と会話する周囲の人が利用することを想定しています。聴覚障害のある人が頻繁に訪れる事務所や店舗などに設置し、会話を支援する用途が示されています。
こちらも事前に端末へインストールしておけば、インターネット環境がない場所で利用できます。スマートフォンだけでなくタブレットにも対応しているため、複数の人が利用する場所でコミュニケーション手段として活用することも想定されています。
3種類のアプリはすべて無料ですが、利用方法には違いがあります。「VoiceTra」は使用時にインターネット接続が必要なのに対し、「こえとら」と「SpeechCanvas」は事前にインストールしていれば、通信環境のない場所でも利用できます。
また、利用する人の立場も異なります。「VoiceTra」は外国人との多言語コミュニケーション、「こえとら」は聴覚障害のある人自身の会話支援、「SpeechCanvas」は聴覚障害のある人と接する周囲の人による会話支援を主な用途としています。
被災地では、必要な情報を伝えたり受け取ったりする場面が多く発生します。今回案内されたアプリは、外国語や聴覚障害によって音声だけでは意思疎通が難しい状況で、スマートフォンなどを使って会話を補助する手段として利用できるものです。
特に通信環境が不安定になる可能性のある災害時を考えると、オフラインでも利用できる2種類のアプリについては、必要になってから準備するのではなく、利用前に端末へインストールしておくことが条件となる点に注意が必要です。
一方、多言語音声翻訳を利用する場合はインターネット環境が前提となります。同じ無料アプリでも必要となる通信条件が異なるため、利用目的と端末の状況を確認したうえで、それぞれに適したアプリを選ぶことになります。
今回の案内には申請期間や利用期限は示されておらず、各アプリは案内されたウェブページを確認したうえでスマートフォンやタブレットへダウンロードする仕組みです。被災地での円滑な意思疎通を支える選択肢として、3種類の無料アプリが紹介されています。
⇒ 詳しくは総務省のWEBサイトへ


