2026年6月5日
補助金・助成金, 労務・人事ニュース
鉾田市が設備投資を支援 生産性向上に最大50万円補助、申請は2026年8月10日まで
令和8年度市内商工業者向け物価高騰対策分補助金
茨城県鉾田市では、物価高騰の影響を受ける市内事業者を支援するため、「令和8年度市内商工業者向け物価高騰対策分補助金」の申請受付を開始しています。今回の支援制度では、生産性向上に向けた設備投資を支援する補助金に加え、光熱費高騰対策支援金、物流事業者向け経営支援金の3種類が用意されており、中小事業者の経営負担軽減と事業継続を後押しする内容となっています。
エネルギー価格や原材料価格の高騰、人件費上昇など、事業者を取り巻く経営環境は厳しさを増しています。特に地域の中小企業や個人事業主にとっては、コスト増加への対応が経営課題となっており、設備投資による省力化や生産性向上への関心も高まっています。鉾田市では、こうした状況を踏まえ、事業者の実情に応じた複数の支援策を展開しています。
「生産性向上応援事業補助金」は、賃上げへの対応を目的に、生産性向上につながる設備投資を支援する制度です。補助対象となるのは、市内商工業者が実施する設備導入などの事業で、2026年4月1日から9月30日までの間に契約、購入または納品、支払いが完了し、実績報告書の提出まで行える事業が対象となります。
補助率は対象経費の2分の1以内で、上限額は500,000円です。消費税は補助対象外となります。人手不足や賃上げ対応が求められる中、設備更新や業務効率化への投資を支援することで、地域企業の競争力向上を目指しています。
申請時には、交付申請書や事業計画書、誓約書に加え、法人の場合は商業登記簿謄本や決算書、個人事業主の場合は住民票抄本や確定申告書などが必要となります。事業内容や投資計画を具体的に整理したうえで申請することが重要です。
一方、「光熱費高騰対策支援金」は、電気料金や燃料費などの高騰による負担増に対応する制度です。対象となるのは、2025年の確定申告または直近決算において、消費税を除く光熱費等の年間合計額が600,000円以上となった市内商工業事業者です。
対象となる光熱費には、電気料金やガス料金、上下水道料金のほか、ガソリン代、軽油代、重油代、灯油代なども含まれています。エネルギー価格上昇の影響を受けやすい事業者にとって、幅広い経費が対象となる点は大きな特徴です。
支援額は年間光熱費等の合計額に応じて設定されています。600,000円以上1,200,000円未満の場合は30,000円、1,200,000円以上2,400,000円未満の場合は60,000円、2,400,000円以上4,800,000円未満の場合は120,000円、4,800,000円以上の場合は180,000円が支給されます。
申請には、交付申請書兼請求書や補助対象経費内訳書のほか、決算書類や確定申告書類、振込口座情報などが必要です。市外に本店がある場合は、市内事業所の所在確認書類も求められます。
さらに、「物流事業者経営支援金」では、原油価格や物価高騰の影響を受ける市内運送事業者を支援します。対象となるのは、市内に本店、本社、支店または営業所を有し、2026年3月31日時点で貨物運送事業に必要な許可または認可を取得している法人または個人事業主です。
支援金額は保有する事業用車両の種類に応じて決定されます。普通自動車は1台あたり20,000円、小型自動車は15,000円、軽自動車は10,000円となっており、上限額は200,000円です。燃料価格高騰が続く中、物流事業者の事業継続支援として実施されます。
申請時には、事業認可書類、自動車検査証、確定申告書類または決算書類、振込口座情報などを提出する必要があります。開業間もない場合には、売上確認書類などで代替可能となっています。
これら3つの制度に共通する事項として、補助金や支援金の申請は1事業者につき1回限りとなっています。申請受付期間は2026年5月11日から8月10日までです。ただし、予算上限に達した場合は期限前に受付終了となる可能性があります。
申請方法は、必要書類を揃えたうえで商工観光課へ提出する形となります。郵送申請にも対応していますが、書類不備時の確認連絡が行われるため、連絡先記載が必要です。なお、申請後に取消しや取下げを行った場合でも、提出書類は返却されません。
物価高騰や人件費上昇への対応は、多くの中小事業者にとって重要な経営課題となっています。設備投資による業務効率化や、エネルギーコスト負担軽減への支援は、今後の事業継続や経営安定にも直結する施策です。鉾田市の今回の支援制度は、地域経済を支える中小企業や物流事業者を幅広く支援する取り組みとして注目されています。
補助金や助成金は年度ごとに募集内容が見直される場合があります。申請を検討している方は、最新の情報や受付状況について、募集のウェブページや実施機関に確認することを推奨いたします。また、募集が終了している場合もあるため実施機関にご確認ください。
⇒ 詳しくは鉾田市のWEBサイトへ


