2026年7月1日
労務・人事ニュース
2026年4月のパートタイム労働者比率は31.19%に上昇、労働者総数52,023千人の雇用市場で見えた最新動向
毎月勤労統計調査 2026(令和8)年4月分結果速報 パートタイム労働者比率(厚労省)
厚生労働省が公表した毎月勤労統計調査の2026年4月分速報によると、事業所規模5人以上の調査産業計におけるパートタイム労働者比率は31.19%となりました。前年同月との差は0.15ポイント上昇となり、パートタイム労働者が全労働者に占める割合は引き続き前年を上回る水準で推移しています。
パートタイム労働者比率は、常用労働者全体の中でパートタイム労働者が占める割合を示す指標です。企業の人員構成や雇用形態の変化を把握するうえで重要なデータとされており、労働市場の動向を読み解く際の基礎資料として活用されています。
2026年4月の31.19%という数値は、前年同月の31.04%を上回りました。一方で、前年差は0.15ポイントとなり、前年同月の0.56ポイント増と比較すると上昇幅は縮小しています。パートタイム労働者の比率は上昇を維持しているものの、その伸び方には落ち着きがみられる結果となりました。
2026年に入ってからの推移をみると、1月は31.83%で前年差0.40ポイント増、2月は31.86%で0.21ポイント増、3月は31.82%で0.31ポイント増となりました。その後、4月は31.19%となり、前年差は0.15ポイント増でした。比率そのものは月ごとの変動があるものの、前年を上回る状況が継続しています。
年間ベースで確認すると、2022年のパートタイム労働者比率は31.60%でした。2023年は32.24%へ上昇し、前年差は0.64ポイント増となっています。2024年は30.86%となり、2025年は31.31%まで回復しました。2026年4月時点では31%台を維持しており、パートタイム労働者が労働市場の重要な担い手となっている状況が続いています。
2025年の月別推移をみると、3月は31.51%、4月は31.04%、5月は31.05%、6月は31.23%でした。7月は31.24%、8月は31.21%、9月は31.14%となり、年間を通じて31%前後で推移しています。10月は31.20%、11月は31.49%、12月は31.51%となり、年末にかけてやや上昇する動きも確認されました。
2026年4月の毎月勤労統計調査では、労働者総数が52,023千人となり、前年同月比で1.0%増加しています。そのなかでパートタイム労働者比率は31.19%となっており、雇用者数全体の増加とともにパートタイム雇用も一定の割合を維持していることがわかります。
今回の結果からは、パートタイム労働者比率が前年を上回りながら推移している一方で、上昇幅は縮小していることが確認されました。労働市場全体では雇用者数の増加が続いており、パートタイム労働者も重要な役割を担っています。2026年4月速報は、企業の人材確保や雇用構成の変化を把握するうえで注目される内容となりました。
⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ


