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2026年7月2日

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2026年6月に輸入枠を検証、バターと脱脂粉乳の輸入数量を生乳換算13.7万トンで据え置きへ

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令和8年度のバター及び脱脂粉乳の輸入枠数量の検証について(農水省)

農林水産省は2026年6月5日、令和8年度のバター及び脱脂粉乳の輸入枠数量に関する検証結果を公表しました。今回の検証では、輸入枠数量を追加で拡大する必要はないと判断し、引き続き世界貿易機関(WTO)で輸入機会の提供を約束している最低数量に据え置く方針を明らかにしました。あわせて、品目別の内訳についても変更しないこととしています。

バターや脱脂粉乳などの乳製品は、国内の生乳需給や酪農経営への影響を考慮しながら管理されています。そのため、これらの輸入は独立行政法人を通じた国家貿易が基本となっており、輸入数量についても毎年度見直しが行われています。

令和8年度の輸入枠については、2026年1月に年間の枠数量が示されていました。その後、5月と9月を基本に需給状況を確認し、輸入数量の増減が必要かどうかを検証する仕組みとなっています。今回の発表は、そのうち5月時点の需給状況を踏まえた判断となります。

直近の需給状況を見ると、脱脂粉乳についてはヨーグルトなどの原料として利用される需要が低迷している状況が続いています。一方で、バターについては業務用を中心に需要が堅調に推移しています。

農林水産省によると、令和8年度中は飲用向け需要の減少も背景となり、バターの在庫水準は年間を通じて安定的に推移する見通しです。年度末時点の在庫量は3.6万トンになると予測されています。

ただし、生乳の生産動向については不確実な要素も残されています。今後、生産量が見通しを上回る場合や下回る場合の双方の可能性があることから、引き続き需給動向を慎重に見極める必要があるとしています。

こうした状況を踏まえ、現時点ではバターが市場で欠品する状況に至ると積極的に評価できないと判断されました。このため、令和8年度の輸入枠数量は、WTOにおいて輸入機会の提供を約束している最低数量であるカレントアクセス水準を維持します。

輸入枠数量は生乳換算で13.7万トンとなり、これまで設定されていた数量から変更はありません。また、バターや脱脂粉乳などの品目別内訳についても据え置かれることになりました。

輸入枠の運用については、設定された数量を複数回に分けて入札する方式が継続されます。バターについては基本的に毎月入札が実施され、脱脂粉乳については需給状況を踏まえながら輸入入札が行われる予定です。

乳製品市場では、消費動向や生乳生産量の変化によって需給環境が大きく変動する可能性があります。今回の判断は、現時点での需給見通しや在庫状況を基に行われたものですが、今後も市場環境の変化に応じて継続的な検証が進められる見通しです。

農林水産省は、国内需給への影響を考慮しながら適切な輸入管理を行う方針を示しており、次回は9月を基本として需給状況の検証が実施される予定です。バター需要が堅調に推移する中でも、安定供給と国内酪農の両立を図るため、引き続き市場動向への注視が続けられます。

⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ

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