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2026年9月17日

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求人と求職のミスマッチ続く中国地方、2026年8月は求職問い合わせ3か月前比124%増でも新規求人数は前年割れ傾向

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景気ウォッチャー調査(令和8年8月調査)― 中国(現状)―(内閣府)

2026年8月の中国地方では、観光や一部小売で持ち直しの動きがみられる一方、雇用環境では人手不足が続いています。求人の増減だけでなく、企業が求める人材と求職者の希望が一致しない状況も確認されました。

雇用関連では、面接数や内定数が伸び、新たな企業からの求人依頼も増加傾向にあるとの回答がありました。求人ニーズそのものは存在しているものの、依頼の増加に十分対応しきれない状況もみられています。

人材紹介分野では、求職者からの問い合わせ数が3か月前と比べて124%増加しました。2026年8月のお盆期間についても7月比108%増となり、転職や就職を検討する人の動きが強まったケースがあります。

一方、別の人材サービス分野では応募や新規登録者の動きが鈍化し、新規登録者数は前年の80%程度まで落ち込みました。同じ地域でも採用経路や職種によって、求職者の動きには大きな差が生じています。

新規求人数については前年を下回る傾向が続いているとの回答がありました。ただし、3か月前と比べた企業の人手不足感に大きな変化はなく、医療・福祉、建設、運輸などでは慢性的な人手不足が続いています。

その一方で、短期大学などの就職支援の現場では求人数が順調に増えているとの回答もありました。ただ、求職者が希望する職種と一致しない求人も多く、求人増加がそのまま就職につながっているわけではありません。

2026年8月の資料には、中国地方の有効求人倍率について具体的な数値は示されていません。このため倍率の上昇や低下を判断することはできませんが、求人と求職のミスマッチは複数の回答から確認できます。

人材派遣では、最低賃金の引き上げに合わせて派遣料金の値上げが続き、一部の中小企業で利用負担が重くなっています。その結果、派遣利用を必要最小限に抑える動きがあり、派遣人数は計画どおり増えていません。

新卒採用については、中長期の事業計画に基づいて採用活動を続ける企業が多く、直近3か月の景気変動が採用枠や採用者数へ大きく影響していないとの見方も示されました。採用計画を維持する企業も存在します。

景気面では観光関連に明るい動きがあり、土産物店では7月以降に来客数が増え、8月は前年比110%程度で推移しました。観光バスの来訪も継続しており、来客数の増加につながったとされています。

ホテルでもインバウンド需要の回復がみられ、客数と客単価が前年を上回るとの回答がありました。別のホテルでは、3か月前に前年比5%程度の減少が見込まれていた8月の宿泊稼働が前年並みまで回復しています。

タクシー関連では7月実績が前年比113%となり、値上げ分を除けば前年と同程度の水準でした。6月までは前年割れだったことから、夏場にかけて人の移動が持ち直したとする見方が示されています。

小売では来客数が前年比104%となったスーパーがある一方、買上点数は96%にとどまる例もありました。物価上昇を受け、来店しても購入する商品数を抑える消費行動が続いている状況がうかがえます。

別のスーパーでは売上が前年比で4ポイント増、販売点数が1.2ポイント増、来客数も0.5ポイント増となりました。同じ小売業でも店舗によって動きが異なり、価格上昇と消費者の節約志向が交錯しています。

飲食では、パーキングエリア内のレストランで1日当たり5~10人の来客増が確認されました。一方、別のレストランでは来客数が前年より4%減少しており、猛暑による来店控えも影響しています。

住宅分野では、市中のマンション価格が5,000万円台となり、50年ローンを利用しても購入が難しい世帯が多いとの回答がありました。金利上昇も重なり、住宅購入の判断が慎重になっている状況です。

企業動向では、輸送用機械関連で新車立ち上げに伴い忙しい状況となっているほか、一般機械でも北米需要が全体を支えています。AI関連半導体向けの装置需要が続いているとの回答もみられました。

一方、食料品製造では価格高騰と物量減少が重なり、受注環境が厳しくなっています。ICT関連でも資材価格の上昇を背景にサーバーや通信機器の受注量が減り、設備利用時期の見直しも出始めています。

2026年8月の中国地方は、観光や一部製造業で回復材料がみられる一方、新規求人は前年を下回る傾向が続きました。それでも医療・福祉、建設、運輸などでは人手不足が解消されず、採用難が続いています。

企業の採用担当者が求人状況を確認する際は、求人数だけでなく、応募者数や職種の一致度にも注意が必要です。求職問い合わせが3か月前比124%増となる例がある一方、新規登録者が前年比80%程度のケースもあります。

中国地方の雇用市場では、求人需要と求職者の動きが同じ方向に進んでいません。2026年8月は企業の人材需要が残るなか、採用経路や職種によって応募状況に差が広がる実態が表れた結果となりました。

⇒ 詳しくは内閣府のWEBサイトへ

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