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2026年2月27日

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2025年12月速報で指数198.5、年末賃金の特徴を整理

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毎月勤労統計調査 2025(令和7)年12月分結果速報 時系列第1表 賃金指数(厚労省)

この記事の概要

本記事は、事業所規模5人以上を対象とした賃金指数の時系列データを基に、2022年から2025年速報および直近月までの名目賃金と実質賃金の動きを整理したものです。現金給与総額、きまって支給する給与、所定内給与について、一般労働者とパートタイム労働者、さらに産業別の違いを確認し、賃金水準の変化を丁寧に読み解きます。


2022年から2025年にかけて、現金給与総額の賃金指数は全体として上昇傾向が続いています。調査産業計では2022年に102.3、2023年に103.5、2024年に109.2となり、2025年速報では111.7まで上昇しました。一方で実質前年比を見ると、物価上昇の影響を受け、2022年から2025年にかけてマイナス圏で推移しています。

一般労働者の現金給与総額は、2024年に前年比3.2%増となり、2025年速報では2.9%増となりました。ただし実質前年比は2024年が0.0%、2025年速報ではマイナス0.7%となり、名目増加に対して実質的な購買力の伸びは限定的です。

パートタイム労働者においても、現金給与総額の名目指数は2024年に112.6、2025年速報では115.2となりました。前年比では2024年が3.9%増、2025年速報が2.3%増となっていますが、実質前年比は2025年速報でマイナス1.3%となっています。

産業別に見ると、製造業では2024年の現金給与総額指数が108.9、前年比3.3%増となりました。2025年速報では111.6まで上昇していますが、実質前年比はマイナス1.1%となり、物価上昇の影響が表れています。

卸売業・小売業では、2024年の前年比が3.0%増、2025年速報では4.3%増となりました。名目賃金の伸びは比較的高いものの、実質ベースでは2025年速報で1.7%増にとどまり、他産業と同様に実質的な伸びは限定的です。

医療・福祉では、2024年に前年比2.9%増、2025年速報では2.3%増となりました。実質前年比は2024年が0.1%、2025年速報が2.3%となり、直近では実質賃金がプラスとなっています。

きまって支給する給与については、調査産業計で2024年に前年比2.0%増、2025年速報で2.0%増となりました。実質前年比は2025年速報でマイナス1.6%となり、定期的な給与部分でも実質的な目減りが続いています。

所定内給与では、2024年に前年比2.1%増、2025年速報で2.0%増となりました。月別では2025年12月速報で指数110.6、前年比2.2%増となり、年間を通じて安定した名目増加が確認できます。

月別の動きを見ると、2024年12月および2025年12月速報では、現金給与総額指数が大きく上昇しています。これは特別に支払われた給与の影響を受けたもので、年末にかけて指数が一時的に高まる傾向が数値から読み取れます。

総じて、2022年以降の賃金指数は名目ベースでは上昇が続いていますが、実質ベースでは物価上昇の影響を受け、伸び悩む局面が多く見られます。採用や処遇設計を検討する際には、名目と実質の両面を把握することが重要です。

この記事の要点

  • 賃金指数は2022年から2025年にかけて名目で上昇
  • 実質前年比は多くの年でマイナス圏
  • 一般労働者とパートタイム労働者ともに名目賃金は増加
  • 製造業や卸売業・小売業で比較的高い名目伸び
  • 年末月に現金給与総額が大きく上昇

⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ

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